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3.5点3.5点 (採点:2人)

パンズ・ラビリンス

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投稿者: ena(9)  最近の編集者: ena(9) 【編集者履歴

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パンズ〜 

ベル
ストーリー 4点
映像 4点
音楽 4点
オリジナリティ 4点
満足度 4点
4.0点 4.0点

この手の映画大好きです。
ダークファンタジーの部類なので、楽しい映画を想像してはいけません。
みんなが幸せになるハッピーエンドを想像してもダメ。

内戦は終わっても、フランコ将軍の圧制に反発したゲリラたちが
未だに山奥で血なまぐさい戦いを続けているスペインが舞台。
舞台背景だけで、どんよりしてしまう。
少女オフェリアは母カルメンの再婚相手がいる山奥へとお引越し。
その再婚相手が冷酷で残忍な大尉。
どうもこの大尉、カルメンを手に入れるために、夫を殺害した疑いまであり。
もちろんただの憶測なので、劇中ではハッキリしません。
オフェリアは、もちろんこの大尉のことが恐くて嫌い。
母は大尉の子どもを妊娠中で臨月。
しかし容態は悪い。
山奥の駐屯地で優しく接してくれる女中頭のメルセデスは、 実はゲリラの一員。

こんな不穏な中、元々おとぎ話が好きなオフェリアは、妖精に出会う。
妖精に導かれるままパン(牧神)に会う。
「貴方は地底にある幸せな国の王女様の生まれ変わりだ」と聞かされ、
地底に戻るには3つの試練に立ち向かわなければならないと告げる。
パンの姿は善とも悪とも分からない。
年寄りの話では「パンを信じてはいけない」と言われているらしい。

オフェリアは大きなカエルを退治したり、
変な人間っぽい姿をした怪物ペイルマンのところに行き、剣を取ってきたりと
2つの試練をこなす。

その間、母の容態は相変わらず悪かったり、
冷酷で残虐な大尉は、捕まえたゲリラを拷問したりと
恐ろしい現実が・・・

オフェリアは地底の幸せな国に行くことが出来るのでしょうか?

というものなのだけど、
妖精やパンとであったことが、事実なのか幻なのか、 それは誰にも分からない。
ただ辛い現実から逃れるために、元々おとぎ話が好きな
オフェリアが作り出した妄想なのではないのか?ということに。
もちろんどちらとも取れる終わり方なのだけど、 オフェリアの悲しさ、寂しさや
内戦終結後も平和はやってこない脅えながら暮らす人々のことを思うと、
見ているこちらもとても悲しくなってきて思わず泣いてしまった。
私はオフェリアはきっと王様や女王様が住む幸せな国にたどり着いたと思いたい。

内戦下のスペインを描いた映画を以前も見た事がある。
「デビルズ・バックボーン」
監督が同じだったのは今気づいた。
ホラー映画だと思って見たところ、確かに幽霊は出たけど、全然(^^;
かなり期待ハズレの映画だった。
孤児院が舞台だったので、とにかく暗い。

子ども達には未来なんてない。
でも「パンズ〜」を見て思ったことは、 もうちょっと時代背景をしっかり捉えた上で見なくちゃいけない映画だったんだろうなぁということ。
だからと言ってもう一度見ようとは思えないけど。

それにしてもギレルモ・デル・トロ監督は、スペインの内戦当時について
熱く語りたい情熱を持った人なんだろうなぁと思った。

2008.04.20 17:35 投稿者:ベル

「なえ... 

ena
ストーリー 3点
映像 3点
音楽 3点
オリジナリティ 3点
満足度 3点
3.0点 3.0点

「なえ」と 「しき」 姉妹の会話

なえ「さすがのブラックファンタジーだったよ」

しき「え?ファンタジーだから夢物語じゃないの?」

なえ「酒瓶で顔面めった打ちしたり、切断するため脚に糸鋸あてたり
拷問する道具の カナヅチ〜ペンチ〜ナイフと じっくり説明したり

妖精が少女の犯した過ちのために頭から食いちぎられたり・・・・・」

しき「あ〜もういいよ(泣)」

なえ「いやまだまだ、人が撃たれまくる〜〜〜」

しき「もう分かったから、でもファンタジーって言うくらいだから
夢物語なんでしょ?」

なえ「ほら‘ブラック‘が付くわけよ
暴力的で利己主義な義父(大佐)とレジスタンスの
戦地に身重の母と連れて来られた孤独な少女が迷宮に
魅せられてしまった話なんだと思うよ」

しき「ラストは夢の世界へ行けたの?」

なえ「ん〜何と言えば良いのか、現実はこの上なき悲しみに
満ちた結末で、言っちゃって良いのかな〜少女は
義父に撃たれて死ぬのよ。だけど少女の思い描いたラビリンスが
あると信じたいし、そこに行き着けたのだと思いたいんだよね」

しき「悲しい夢物語なんだね」

なえ「残酷なんだけど、悲惨な現実に置かれた中で夢見る世界・・・・
それが真のファンタジーなのかな・・・・・と」

いつになく切なくなった映画でした

<第79回アカデミー賞3部門受賞>

2008.03.23 20:31 投稿者:ena

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