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3.0点3.0点 (採点:1人)

バーナード・アンド・ドリス

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(BERNARD AND DORIS)

投稿者: hiyo(47)  最近の編集者: hiyo(47) 【編集者履歴

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限りなく真実に近い話、、、 

hiyo
ストーリー 3点
映像 3点
音楽 3点
オリジナリティ 3点
満足度 3点
3.0点 3.0点

特典映像を見てみると、ドリスとバーナードがかなり近しい関係にあったというのはかなり伝聞らしいのだが、ドリスの死後、バーナードは多額の遺産を遺贈され、尚且つ遺産の管財人に指名されて世間を驚かせたというのは事実だそうだ。そのためバーナードには、殺人疑惑までかけられた騒動だったとか。
確かに、その親密な関係は表沙汰にされていなかったようなので、もしかして弱みでも握っていたのでは?などとは凡人の考えるところ。そのためか本作では、2人の密接な関係が築かれてゆく様を、創造的で好意的に描いた感がある。そこには、孤独な魂が呼応するかのような、ベールに隠された富豪ドリスの人間味と、バーナードの醸しだす影が交錯する姿も垣間見える。
ゲイで孤独で影があって、恐らくは『女性として』ドリスやリズ・テイラーのような芯のある強い女性に憧れを抱いていたであろうバーナード、彼のドリスに対する献身は、そういった憧れが根底にあると分かるので、そんな純粋なバーナードの心をドリスが信頼したというのも素直に受け入れられる。ドリスという女性は福祉活動も熱心だったそうなので、女に憧れ、しかし女性になれないバーナードの苦悩を無意識に保護したかったのかも知れない・・・なんて?実際のバーナードを見ると、もうまんま!色白ででっぷりした、典型的な『アイルランドの酒飲みおやじ』。
いささか不気味さまでも感じるバーナードを、ある意味繊細に演じたR・ファインズとは大違い。余談だが、こういう気味悪い役をやらせたら本当に上手いのよね、この方。ご当人を見てしまうと、こんな複雑な人間関係が密やかに紡がれたとは・・・う〜ん、思えない。なんだか狡猾そうな印象まで受けたのだけど?
従ってこれは、純粋にフィクションだとして受け入れるのが良さそう。S・サランドンの演技は紛れも泣く素晴らしく、尊大で自信家で、それでいて縋れるものを求めてしまう女性らしい脆さも巧みに演じていた。莫大な資産を持ち、尚且つそれを増やし、偉大な父の影を守り、しかし母の愛は失った孤独な女性ならかくあらん、といった感じね(笑)。先にも書いたがR・ファインズははまり役で、ドリスとバーナードの閉鎖的で次第に濃密になっていく関係に、彼のいやらしい不気味さはもう最高のスパイス。面白いか?と言われると微妙だが、史実を交えて鑑賞する楽しさは味わえるだろう。

2011.02.07 00:02 投稿者:hiyo

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