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3.0点3.0点 (採点:1人)

アフター・ザ・レイン

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(DARK MATTER)

投稿者: hiyo(47)  最近の編集者: hiyo(47) 【編集者履歴

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乱射事件 

hiyo
ストーリー 3点
映像 3点
音楽 3点
オリジナリティ 3点
満足度 3点
3.0点 3.0点

アメリカであった乱射事件を基にしたらしいのだが、結論としては、本作に類似した事件を基にしているのか、いわゆる残念ながら幾度と無く繰り返される、乱射事件全般を基にしているのかは分からない。
余り情報は無いのだが、以前見た『小さな中国のお針子』に主演していたリウ・イエのことをふと思い出して調べたら、本作に出演していたことを知ったのだ。おまけに私の大好きなA・クインが出ているし、『あの』M・ストリープが出演しているなら、まぁ、まずくは無いだろう?という読み。
先にリウ・イエのことを書いてしまうと、以前の日記にも書いたのだが(というかこの日記で、既に本作のことを書いていた(笑))、私が唯一気になった中国系俳優と言って良い。本作でも、暗い印象を残してしまったが魅力的な演技で、アメリカ同様広い土台を持った国で伸びている役者の底力が見えた気がした。御大M・ストリープと渡り合っても奪われることも無く・・・というか、なかなか凛々しい美形さんだから、こちらの目が奪われてしまうだけかも?(笑)
映画としては・・・残念ながらいまいちだったかな?天才と何とかは紙一重という言葉が浮かんだ。リウ・シンは天才的な科学者だったがまだ若く、得てしてこうして頭脳が突出したタイプは、社会に適合するのが不器用だ・・・という個人的な認識。
周囲の友達は博士号を獲って、仮に獲らなかったとしても、優れた頭脳を武器に上手く立ち回って行っただろう。挫折を受け入れる事が出来ないのは、リウがより科学を理解し、その意義を知っていたから。そして、人生よりも宇宙の謎を解明することが重要だと思ってしまったこと。というのは私が必死に導き出した答えであり、映画からは、リウが最終的に乱射事件を引き起こした必然性が全く伝わって来なかった。残念ながら、あれでは挫折を受け入れられないひ弱な子供のようだ。
効果的にリウの本来の生活の場である中国とその両親の姿を差し挟み、それによってリウが中国系アメリカ人ではなく、真髄の中国人としての魂を持っているということが思い出させてくれる。それは上手い手法だったと思うのだが、あれではなんだが、アメリカに裏切られた中国人という縮図が見えて、もしリウがアメリカ人だったら?という偏見的な見方をしてしまう。それはそれで間違いではないのかも知れない?リウが慕ったカフェの女性との一件もあるし。
リウは果たして何に負けたのか?アメリカか、ライザー教授か、いずれにしろ、彼を心から擁護してくれたジョアンナの存在は何だったのか?映画としては、リウが事件を起こす経緯を自然に見せるはずであり、その重要な点に関してはいささか問題が残ったのだ。
時間の流れも良く分からなかった。最後の方で、冒頭からラストまでで3年以上が経過していることが分かったのだが、その流れが全く掴めなかった。多少わざとらしくても、リウの英語が上達するとか、ファッションが急激に変わるとか、もう少し生活の変化を見せるとかしてくれれば、理解しやすかったと思うのだが。まさか3年以上が経っているとは!そう考えると、リウの気持ちも幾らからは考慮できる気もするのだが・・・。
地味でシンプルな作りだが、時間が短いのでラストまでしっかり観られた。特に浮き沈みも無いので、むしろ飽きることも無いといった感じ。ただし!先に言ったL・イエの静かな名演は印象深かったし、M・ストリープは力余ったかというほどそつなくこなしていた。もちろんA・クインは嫌味な役でもとっても素敵・・・というか、嫌味な役が似合うんだ、この人。出演者はこの3人か?と思うほど、3人の存在感が良かったので、全体的にはダメ出しするほどの物ではないと言える。

2011.02.10 00:54 投稿者:hiyo

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