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5.0点5.0点 (採点:1人)

ビッグ・フィッシュ

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投稿者: ベル(37)  最近の編集者: ベル(37) 【編集者履歴

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文句なしの映画 

ベル
ストーリー 5点
映像 5点
音楽 5点
オリジナリティ 5点
満足度 5点
5.0点 5.0点

いつも御伽噺のような人生を語る、誰からも愛される父。
そんな父に反発を覚え、「善人でも悪人でも構わない、本当の父さんが知りたい」と願う息子ウィル。
ウィルは人気者の父と正反対に、うちに篭る性格になっていく。

現在の病床の父と、過去の冒険をする父が交互に出てくる。
父エドワードは確かに作り話が多いのだが、それは真実を脚色したものであり、誰かを傷つけるものでもない。
彼は根っからの「善人」であり、人々が喜ぶ顔を見ることが好きなのだ。
周りの人はそれをちゃんと分かっているので、いくら作り話をしようと、彼を愛する。

しかし息子からすれば「父さんの話は事実と違うじゃないか・・・」と、父を、父を愛する周囲の人を理解することが出来ない。

父と息子の間には見えない壁があり、お互いそれを乗り越えることができないのだ。
ウィルも子どもの頃は父を信じていたが、いつの間にか父の作り話にうんざりしてしまった。
父が人々を楽しませようとしてする話や、それにこめられた愛が息子には届かない。

ファンタジーというジャンルにしたが、世の中には「ファンタジー」はいくらでもある。
「ネバー・エンディング・ストーリー」のように主人公が不思議な世界に入り込んでしまうものや、普通に生活している人々の一部は本当は魔法使いで・・・というような「ハリーポッター」のようなもの。
ティム・バートン監督作品でも「シザー・ハンズ」や「チャーリーとチョコレート工場」のような
実際はありえないような話がいくらでもある。
しかしこの「ビック・フィッシュ」は現実からほんのちょっとだけ離れた空想の世界。
全く嘘とは言えない、微妙な現実離れ、そこがこの作品の魅力である。

自分が今まで生きてきた人生を、エドワードのようなちょっぴり脚色した作り話に出来たら、それはそれはとても夢のある素敵な一生を過ごせるのではないかと思う。

やっと分かり合えることが出来た父と息子のラストは、
心から感激して、悲しい話ではないのに、涙がぼろぼろ出てきた。本当に文句なしの映画。
心温まる原作がしっかりした分かりやすい脚本になり、そしてとても温かく私たちの心に響く映像となり、見終わった後、私たちを温かい思いで満たしてくれる。

2007.11.26 12:34 投稿者:ベル

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