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4.0点4.0点 (採点:1人)

ゾンビーノ

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投稿者: ベル(37)  最近の編集者: ベル(37) 【編集者履歴

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あらすじ


最新のレビュー情報

コメディと言っても... 

ベル
ストーリー 4点
映像 4点
音楽 4点
オリジナリティ 4点
満足度 4点
4.0点 4.0点

コメディと言っても、ゲラゲラ笑うようなタイプではなく、ブラックな笑いを誘う風刺映画。

人間とゾンビが住む場所は高く頑丈なフェンスで囲まれていて、いたって安全。
しかし、何か禁を犯すと、ゾンビがいる場所に入れられてしまう。もちろん食べられるので死刑と一緒。
そんな恐ろしい場所があるのだから、人々は悪さはしないだろうし、もちろん刑務所なんてものもなくなる。
もし誰かが心臓発作などの病気や事故で死んでしまった場合は、放射能がまだ残っているためすぐにゾンビになってしまう。
だから、何があってもすぐに安全なゾンビにするために首輪を持ち歩く人までいるらしい。
お葬式をするには高額な保険?が必要で、そのお葬式は首を切って「クビ棺」に入れて埋められるといったもの。
普通、キリスト教では人は甦ると信じられているが、塵から生まれた人は塵に戻り「二度と甦らない」と言ったものになり、宗教観までガラリと変わってしまっている。
子ども達は授業でゾンビを倒すための射撃訓練がある。
戦争中、いつ徴兵を受けても良いように訓練を積んでいるようなもの。
ただ、人の敵は他国ではなく、ゾンビになっただけ。
ゾンビになれば、それが親族でも容赦なく殺さなければならない。
いつどうなってもいいように、家族のことも愛せない、そんな人間まで出て来るのだ。
またソゾムコンは、人々を守っていると同時に管理している。
「いつ行方不明になっても探せるように」と町中の人間の顔写真を持っている。
高いフェンスも、考えてみれば、人々に自由を与えない安全地帯という名の刑務所?と似ている。

そして、ティミーの父は、自分の父が心臓発作で死にゾンビになり食べられそうになったため、そのときの恐怖を今も持っている。
そのせいで、ティミーを大切に思っていても、上手に愛を表現することができないでいる。
大切しても、もしかしたら明日自分を襲ってくるゾンビになってしまうかもしれないから・・・
父親が不在の状態がロビンソン一家なのだ。
父が感心があることは、家族がお葬式を出せるようにお金を積むことだけ。
生者は死のことばかりを考え、死者(ファイド)はティミーたちのことを考えている。

母は、世間体ばかりを気にする。
そして見得から、(ゾンビが恐くて飼えないでいる)ビルの反対を押し切って、ゾンビを飼いはじめる。
そのゾンビが「ファイド」。

この世界観や設定がブラックなのだ。

苛められッコで友達もいないティミーは、はじめはゾンビを恐れつつもバカにしていたが、ある事件をきかっけに大切に思うようになる。
そして友達となる。
いくら死んでしまい知能がないはずのゾンビでも、大切に扱われれば何か通じるものが出来るのかな?
ライオンでも飼うようなものなのかな?(笑)

初めにゾムコンのPR映画が流れるのだが、
「ゾムコンのおかげで、人は死んでからも役に立つようになりました」とあった。
天国なんてないのね(^^;
天国に行きたかったらお金をためて「クビ棺」のお葬式をしよう〜とは、なんて死ぬ権利もないなんて・・・
寂しい世の中ですね。

ところで、「ゾンビーノ」は、50年代くらいの設定。
女性の服はふっくらしたスカートで、中にペチコートをはいていて、とっても可愛らしい。
車も昔のアメ車で、私的には結構好きなデザイン。
風景や服装などを見ているだけでも、楽しく感じられた。

2008.05.01 11:47 投稿者:ベル

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